しょうもないラインの行方

私達夫婦は、結婚して16年ですが、子供には恵まれませんでした。だからでしょうか、16年という年月が経っても、まだラブラブです。でも、さすがに16年の間には色々とあって、別れたいと思った事もあります。その中で離婚せず、今もお互いが大好き…というか私が夫を大好きなのは、ライン事件があったからだと思います。ラインが普及し始めた頃、私は専業主婦でしたので、家で暇を持て余していました。それで仕事に行っている夫にラインを送りまくっていたのですが、その内容はホントにしょうもない事ばかりでした。「買い物に出かけたら、めっちゃ可愛いワンちゃんがいたよ!」と写真を送ったり「今日の夕飯は、何でしょうか?三択でーす」などとクイズを出してみたり…そりゃあ夫も呆れるはずです。それで最初は頑張って返事をくれていたものの、徐々に既読スルーが増えていきました。それでも私はめげずに送り続けていましたが、既読スルーはやっぱり悲しくて、回数が減っていき、とうとうラインを送らなくなりました。とはいえ、夫が家に帰って来れば会話もありますし、休みの日はお出かけもする仲ですので、私自身あまり気にしないでいました。そんなある日、清掃業をしている夫から、太陽の下で汗をかきながら、ガラスの掃除している写真がラインで届きました。日焼けした筋肉のムキムキを強調するかのような写真でした。そして一言「どう?」と書いてありました。え?どう?ってどういう事だろう?とよく分からなくて、とりあえず「お疲れ様?」と送ったら、夫から返信が。「お前も、しょうもないライン送ってこいよ」実は、私のしょうもないラインは、夫にとって楽しみになっていたようなんです。そして「何気ないラインに愛を感じてた」と付け加えられていました。不器用な夫からの思いがけない一言、本当に嬉しかったです。私、愛されてるなあと思いました。しょうもない事をラインし合うという「くだらなさ」の中にすご?く幸せを感じてしまいました。

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